オーダースーツのお店選びの基本
オーダースーツを初めて体験される際のお店選びについてお話しします。
基本的にはデザインの好みや予算である程度のブランドや店舗を決めて下さい。
ただしオーダーの場合かなりシステマチックに作っているお店でも、人によって仕上がりは変わります。ですので、最終的には人でお店を選ぶのが正解です。ではどんな人を選ぶと良いかといいますと、ご自身がこうなりたいと思うスタイルをしている店員さんです。同じチェーン店でも店舗によって人は変わります。残念ながらどの店舗でも同じという訳ではありません。
例えば若くてタイトなスタイルの店員さんにゆったりめをお願いしても難しいですし、年配でゆったりしたスタイルの店員さんにタイトをお願いしてもなかなか難しいものです。つまり「普通」と言う基準が人によって違うことで生じる問題なんです。
実は普通って一番難しい言葉だと思います。世代や性別その人のバックグラウンドを含めて決まってくるものなので、かなり個人差があります。なのでご自身がこの人のバランスであれば問題ないなと思う店員さんを見つけてください。
店舗を覗いてみるのも1つですが、最近ですとSNSを使って調べてもいいと思います。ホームページやSNSにスタッフの写真が載っているもので探してみてはいかがでしょうか。
もし一着目で気に入ったら、二着目以降もなるべく同じ方にお願いした方が精度は上がっていくと思います。
スーツは男性服の基本です。オーダースーツで自身に合うスーツを作る体験によって、その後の洋服観は大きく変わってきます。
大人カジュアルの考え方
前回までのスーツの知識をどのようにカジュアルに応用していくかをお話します。
スーツで学んだサイズ感や色数の少なさと言うのをベースに考えると分かりやすいと思います。どうしても休日着やカジュアルと言うとチェックのシャツやロゴの入ったTシャツなどを選びがちですが、学生ならまだしも大人であればもう少しキチンとしたカジュアルを選びたいものです。
例えばカジュアルの基本のジーンズを選ぶ際でも、ジャケットに合うようなジーンズを選ぶと勝手にオシャレ感が出てきます。スラックスを選ぶ感覚ですね。また、ブルゾン等のアウターを選ぶ際もスラックスに合うようなものを選ぶと間違いがありません。つまり、スーツのアイテム一つ一つを置き換えても違和感ないようなものを選ぶと勝手にオシャレになっていくんです。インナーのシャツもTシャツ等のカットソーに置き換える場合、ジャケットに合うかどうかというのが大人のカジュアルの選び方になります。スニーカーを選ぶ際もスーツやジャケットに合わせる事が出来るか出来ないかで選べは間違いありません。
この法則さえ覚えてしまえば、どこのブランドで買ってもブレることがありません。まずはこの法則で選んだアイテムを使って、ご自身の基本のスタイルを一旦決めてしまいましょう。
例えば僕のスタイルは紺の上下+白のインナーと黒の小物が定番ですが、これはスーツでもカジュアルでも変わりません。カジュアルの場合は紺のコットンのジャケットに紺のジーンズ、白いTシャツや黒いスニーカーなどです。
このような選び方をするとスーツの時とあまりイメージのブレもなく違和感がありません。スーツだとカッコ良いのに休日はガッカリという事もなくなり、しかも大人っぽく仕上がります。
特に日本の場合は休日に砕けすぎる傾向がありますので、このようなスタイルでいるだけで周りとの差別化を図れると思います。
スーツスタイル色柄の基本
スーツスタイルの色と柄のお話をさせていただきます。
基本の考え方は結構シンプルです。服ではなく「自分自身が引き立つモノ」を選ぶ事です。結果、地味になると思います。服が主役ではありませんので、男性服は目立たない事が美徳なのです。
色は濃いほどフォーマル度合いが高く、明るくなればカジュアル度合いが高くなります。つまりフォーマルの最上級は黒になります。タキシード等のフォーマルに黒が使われている事からも分かると思います。ビジネスに於いてはフォーマルの黒を除いた紺やグレーのダークスーツが一番フォーマルです。
柄に関しても無地に近いほどフォーマル度合いが高くなりますし、遠目で見ても柄がハッキリするようであればカジュアル寄りになります。ハッキリしたチェック柄等はスーツの中でもカジュアルという扱いになります。
ですので最初に選ぶスーツの基本は濃色の無地と言うことになります。つまりダークな紺かグレーの無地のスーツです。
はじめてのスーツを買うのであれば、なるべく専門店で購入することをお勧めします。セレクトショップなどでもスーツは購入できますが、比較的トレンド性が高いため2着目、3着目以降にはお勧めです。ファーストスーツは専門店をお勧めします。
シャツ選びの基本
シャツは本来ネック周りのサイズで選ぶのが基本です。元々ジャケットの下着の様な捉え方なので、ジャケットを着用した時に見える場所(衿と袖)を注視して選びます。ボディのサイズは見えないので後回しという訳です。
きつすぎずゆるすぎず、指が2本入る程度のゆとりで十分です。シャツ慣れしていない方は若干苦しく感じるぐらいのサイズかもしれません。スーツスタイルで一番カッコ悪いのは、首とシャツの間に隙間が出来てしまう事です。逆に言えば隙間さえ出来なければゆるくても大丈夫ということです。
また、裄丈はなるべく長めが正解です。ほとんどのシャツは縦方向に縮むのでその余裕が必要なのと、腕を下ろした時と前に出した時では必要な長さが違います。日本だと裄丈が短い方が多いですが、裄丈の基本は袖のボタンを外したときに、手を下ろして親指の付け根あたりより長ければ正解です。それをボタンをとめる事によって拳より下に落ちないよう合わせる訳です。
カフのボタンを止めた時に拳に引っかかる状態であれば袖に縦方向のゆとりが生まれるはずです。プロの世界ではブラウジングと呼ばれるゆとりです。このゆとりを嫌う方もいらっしゃいますが、このゆとりがないと洗っていくうちに出てくる縮みや腕の動きに対応できません。ですので、シャツに於いて手首周りの大きさがフィットする事はとても大切です。
もし既製のシャツで手首周りがゆるければボタンの位置を縫い直して調整して下さい。実際ボタンが2個付いているものも多いですが、その場合はなるべく小さい方からトライしてみて下さい。余談ですが、袖にボタンが2個付いているといかにも既製品っぽくて粋ではないので外しておきましょう。
繰り返しになりますが、スーツにおいてのシャツは本来下着ですので身幅に関しては好みで結構です。ただし、ネックサイズと手首周りに関してだけはこだわっていただきたいと思います。
スーツ選びの基本
初めてスーツを買うときに1番の決め手は色味とサイズです。男性の場合色は基本的に紺かグレーと言うことになります。黒を選ばれる方もいらっしゃいますが、これは日本独特の考え方で、本来あまりビジネス向けの用ではありません。黒は基本的にフォーマルやモードの世界になってしまいますので、ビジネスにはあまり向きません。黒が流行る事もありますが、初めてのスーツでは黒は避けましょう。
紺とグレーと一口に言っても実は様々な色味がございます。自分自身にどの紺が似合うかどのグレーが似合うかということが大変重要になります。肌の色との相性と言うことになりますが、この辺りは比較的難しいので店員さんに聞いてみると良いでしょう。好みで選ぶ場合は、ご自身の心地の良い色を見つけてください。
ただし初めてのスーツであればセオリーがあります。いくつか迷った色味の中で1番濃いものを選んでいただくと間違いがありません。濃い色であればあるほど様々なシーンに着用できます。明るいスーツは着る場所やキャラクターを選びますので、はじめてのスーツであればなるべく濃い色を選んでください。
サイズについてですが今現在はオーバーサイズが流行ですが、ベーシックなスーツに流行りはあまり関係ありません。むしろ時間の流れが緩やかな事が魅力です。ご自身の適正サイズはクラシックなスーツ屋でキチンと見てもらってください。
ざっくり言うとサイズのポイントは身幅と丈の2つだけです。身幅が合っていても丈が長すぎたり短すぎると非常にアンバランスに見えますし、逆に丈が合っていても身幅が大きすぎたり小さすぎたりすると滑稽に見えます。
ジャケットのポイントはジャストな肩幅とお尻が隠れる程度の着丈それとシャツが指1本分の足程度の袖丈がポイントになります。パンツは既製服の場合ウェストを中心に選びがちですが、基本はヒップ周りの大きさに合わせウェストが合わない場合はお直しをすることをお勧めします。パンツもネックラインのシルエットは様々ですが、長は必ず靴を履いたときにハーフクッションかノークッション位の長さに合わせてください。細身のパンツを履いていても丈が長いだけで非常にルーズなシルエットに見えてしまいます。また逆にゆったりめのサイズでも丈がジャストであればあまり大きくは見えません。それだけサイズにおいて丈というのは非常に大事なポイントになります。
次回はシャツについてお話しします。
大人の洋服選びの基本
大人の男性向けに洋服選びの基本をお話します。
実は洋服に於いて大切な事はビジネススタイル、カジュアルスタイルでも変わりません。
大切な事は以下の3点です。
①色
②サイズ
③素材(季節感)
この中でも特に大切な事は①色と②サイズです。
ですので、まずはご自身に合う色味とサイズを学びましょう。
色味と言っても、男性の場合は基本となる色は限られてきます。紺やグレー、黒、ベージュ等ベーシックカラーであれば大丈夫です。より個性的な色は自身のスタイルが定まってから挑戦しても遅くはありません。逆に色を試し過ぎるとまとまりがなくなり、初心者には難しくなります。まずは色数を絞って洋服を選ぶ事が大切です。
大人のサイズはジャストサイズが基本です。まずは自身のジャストサイズとは何かを学びましょう。好みの合うショップ店員さんに尋ねるのが一番簡単ですが、ユニクロ等のファストファッションのお店でたくさん試着をしてみるのも良い方法です。その際同じアイテムの前後サイズも必ず試してみて下さい。
実はオシャレになる為にブランドさして重要ではありません。色とサイズ、素材の方が優先されます。
私はずっとオーダースーツを販売してきたのですが、スーツの着こなしがわかるとカジュアルがとても簡単になります。スーツをキチンと着こなせる方はカジュアルも上手いケースが多いです。特に大人に合うエレガントなカジュアルはスーツの基本を学べば簡単に答えがわかります。
ですので次回からはスーツの基本を学びましょう。
マルタイのラーメン 手軽で美味しい定番の袋麺
マルタイのラーメン食べた事ありますか?
個人的には袋麺の中でも結構上位に入るラーメンで、この自粛期間は大変お世話になりました。
そんなマルタイから九州の味シリーズが発売されていました。
普通に近所のスーパーで買いました。
特に熊本はマー油が絶妙で、個人的にはこのシリーズNo. 1です。
毎日の献立に困ったら簡単に作れますので、是非試してみて下さい。